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星のはらっぱと花嫁 12 years ago
涙を馬のたてがみに。



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サックス奏者・故篠田昌巳のアルバム「COMPOSTELA」とは「星のはらっぱ」という意味でスペインの巡礼地、サンチャゴ・デ・コムポステラに由来する。
伝説によると、この地に葬られた聖ヤコブの墓のありかを星の光が羊飼いに指し示したらしく、それ以来ここが星のはらっぱと呼ばれ、目指すべき巡礼地となったとのことである。

僕はクリスチャンではないので、果たしてその土地へ行く(本来の)意味はないのだけれど、そんな暗闇の草原で起こった一夜の奇跡を目を閉じて想像すると、勝手に音や風景がざわざわ浮かんで来て、耳元で何か言っている。そして何とか行ってみたい衝動にかられてしまう。これが美しい地名の魔力だなと思う。

この「COMPOSTELA」というアルバムで篠田氏と共に音楽という巡礼に出かけるのはプロのチンドン屋である。フリージャズと、旅する演奏家達と、この巡礼という言葉はとてもしっくりとくる。皆で隊列を組み目指すべき場所へ、星のはらっぱへ向かっている姿が想像できる。


さて、今年の春、グリさんに薦められてジンガロを観に行った。
人馬一体のありえない美しさとスピード、そしてトランシルヴァニア地方の遊牧音楽に僕はやられてしまい、久しぶりに腰が抜けてしまった。土煙で目が充血しても、決して目が離せなかったしトランペットとヴァイオリンの掛け合いは帰り道でも耳の奥でわんわん鳴っていた。すごい舞台だった。


初めて「COMPOSTELA」を聴いた時、ジンガロで観た白馬に乗る花嫁の姿をまず想ってしまった。

僕の音楽の文化的背景に関する知識と経験の乏しさは、その国々に住む人々にしたら有り得ない同一化をさせてしまっているとは十分承知していても(そもそも巡礼者と遊牧者と、言葉から違っているよ)、僕はそう感じてしまったし、今でもすごく近いなと、直感で思ってしまう。


最近はほとんど見なくなったけれども、もし今どこかでチンドン屋を見かけたら、隊列の最後には白い馬がいて欲しいなと思う。



で、結局何が言いたいのかというと、よく分からない(おーい!)。
でも、せっかく書いたのであげときます。
いつも通り支離滅裂ですいません。



ところで「COMPOSTELA」はいいアルバムです。amazonで買えます。
YOUTUBEには(もちろん)ないので、代わりにジンガロ体験以来気に入ってるルーマニアの彼らを貼っておきます。ここにも馬が登場しますね。


そうそう、心は遠い草原に。