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根津の海原へ。 4 years ago
時々、旅ベーグルに立ち寄ってくれる古書店オーナーの店に今日やっと行けた。初訪問がこんなに遅くなってしまいすいません。その古本屋、ガレージを改装したみたいで店内はささやかなスロープになっていた。道路に面した側には壁がなくて、外と内とは透明な厚手のビニールシートで隔てられていた。旅ベーグルに劣らずコンパクトな店内からビニールシート越しに通りを眺める。光がゆらゆらゆらと目に入り、僕はなんだか瀬戸内海を見ているような妄想をしていた。自分の立っている位置は通りに向かって斜めになっているから「ひょっとして新造船がドックから入水する時の景色はこんな感じなのかも」などと妄想はさらに加速。もちろん、新造船の船出に僕は立ち会ったことはないのだけど、こんな気持ちのよい日は妄想し放題なんだよね。ふと下に目をやると、そこは店主が選んだ旅に関する古書籍が並べられているコーナーで、その時の僕の気持ちにぴったりだった。そのなかでとても惹かれたタイトルの一冊を購入した。僕自身がこういう気持ちで旅をすることはもうないだろうけど、10年くらい前はかろうじて持っていた「ぎらぎらとした衝動みたいなもの」を懐かしく思い出させてくれそうな一冊だ。その時、心のどこかで大海原に漕ぎ出す船乗りの気分になってた僕にはおあつらえだったのかもしれない。まあ50mしか泳げない船乗りだけどね。この本を購入するのに400円使ってしまったので残り11万9千600円で世界のどこかを旅するプランを考えてみようか。そういうことがなかなか楽しかったんだよな、ということもなんとなく思い出してきた。

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タナカホンヤ