hibi no awaI AM WILLING TO SHARE THESE KINDA BEAUTIFUL DAYS.

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このカフェ 9 years ago
ずっと気になっていたカフェに、今日ようやく行くことができた。

このカフェは僕の家から旅ベーグルや谷中銀座に行く途中にあるから、ほぼ毎日、前を通っていたことになる。入り口の隣に並ぶバラの植生がきれいで、花の季節には立ち止まり、店前でよく眺めてはいたものの、入るタイミングを逃し続けていた。もう少し言うと、距離的にも精神的にも僕にとっては近すぎて、入ることがどこか恥ずかしかった(これはお店をしている人ならわかるかもしれない変な感覚)。そのくせ「気になっているのに、一度も入らなかった」このカフェに対して「僕はこの四年間、不義理を続けている」と心のどこかで思っていた。これも自意識過剰で変な感じだけど。でもこれも、お店をしている人ならなんとなくわかるだろう。

けれど、このカフェが「今年の12月に閉店する」という話を最近お客様から聞いたときに、これはいよいよ勇気を出して行くしかないと思った。僕がこのカフェに対してここまで不義理を続けてこれた理由は「僕がだらしないこと」と「近いからいつでも行ける」という自分勝手な言い分があったからで、けれどももうそんな言い訳は通用しなくなっていた。このカフェはなくなる。

だから妻を誘い、今朝行ってきましたよ。
この町に住んで7年、お店を始めて4年、自宅から徒歩5分、お店からは徒歩3分の場所に立地するカフェ。ざっと数えたら、引っ越して以来たぶん2000回以上はその隣を通り抜けていたカフェに、今朝初めて行ってきた。

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そして、ご飯をいただいた後に「今日が最後の営業日なんですよ」とお店の方に教えていただいた。


最後の最後にガラスの内側から、春を待つバラの木と馴染みの通りを見れて本当によかった。

一度しか入れなかったけど、でも一度入ったからちゃんと言える。
長い間、僕の風景でいてくれてありがとうございました。