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思いやりで背景を見ようとする。 12 years ago
一昨年、酔った勢いで投句したぼやきを「おーいお茶」のパッケージに掲載していただきました。

特別賞に入選したよと告げる葉書と、
小学校以来もらったことがなかった賞状と、
しばらくしてその俳句がパッケージされたお茶1ケースが送られてきました。

雑誌とかで旅ベーグルを取り上げていただいた時は、どこか気恥ずかしいので親に見本誌など送ったりはしないのですが、このときばかりは自慢げに報告して、賞状のコピーと数本のmy茶を送りつけた記憶があります。

そして、今年もほろ酔いで投句したものが「入選したよ」と、伊藤園さんからお知らせをいただきました。
商品ができ次第送ってくれるとのことで、楽しみに待っている8月今頃です。



大学生のころ、広島は尾道の山上にある千光寺を参拝しました。
帰り、山頂から瀬戸内海を見下ろすように歩く「文学のこみち」を歩いている時。
ぱっと視界が開けて、向島や遠く四国が雲と平行に視界に飛び込んできました。

それは初夏晴天のとんびが舞う一日で
その景色のたもとに、美しい一句が記されていました。

「あれは伊予 こちらは備後 春の風」

単純明快だけど、ため息がでてしまうほど同感。
それはその場所に僕らが立つことが前提の俳句だけど、
立てば数百年昔の作者の景色・それから心情を共有できる普遍性を持つ傑作だと、思います。
景色を詠んだ、好きな俳句の一つです。


日本語の「ニュアンスを読まないと」とか、「すごく曖昧」とか
一見ネガティヴな言語特徴も、僕にとっては、そのことでむしろ発言を多角的に理解して、見えない部分を想像して、気づけば会話の相手を思いやりながらコミュニケーションをとろうとしてる、なんか平和な言語特徴だねと考えています。

その感覚や背景や思いやりを5・7・5に当てはめて、
古来から受け継がれた安心の定型リズムにのせて、流れるように伝える俳句。
世界で一番洗練された、なんかぼよーんと穏やかな表現ではないでしょうか。

と、そういった文化発展に貢献している、伊藤園リスペクトです。

(どこか回し者っぽいですが)コンビニでお茶に迷ったら。
さらりと「おーいお茶」をお取りになり、スマイルでお会計されることを
一消費者として心より推薦させて頂きます。