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僕ら夫婦が再現したのはOaklandにあるBAKESALE BETTY'Sというお店の、ベイエリアで一番のチキンサンド。ネットで拾ったレシピが良くて、ハラペーニョがピリッと美味しいコールスローとカイエン効かせたフライドチキンはなんとかそれっぽくできましたが、買ってきて合わせたバンズがやはり、、、ちょっと違ってしまいました。他が美味しくできたので、うーん残念。ところでBAKESALE BETTY'Sで使われてるバンズはAcme Breadというパン屋のものです。

東京のパン屋はどこもほんとに美味しいのだけど、Acmeの「あの感じの唯一の美味しさ」を東京で味わった事がありません。なんなんだろうね、あの感じは。うまく言えないけど。そうそう、僕らがBerkeleyに滞在している時に使っていたモーテルは、このAcme Breadまで徒歩50秒くらいの場所にあったので、朝ごはんはもっぱらここのパンでした(朝7時には開いている!)。Acmeのハム&チーズ ターンオーバーが気が狂うほど好きで、僕はこのパンを毎朝食べられるなら月に2キロ太ってもいい!と真剣に考えながら噛み締めていたものです。だってあの時はAcmeが僕の恋人だったから。ああ、懐かしいな。
旅の記憶をたどって、自宅でその味を再現しようとすると、出来上がる料理に必ずひっかかるところがある。そのほとんどはきっと美味しいんだけどね、その場所で食べたものとは決定的に何か違う。でもだからこそ、その料理を食べにもう一度その町に行ってみたくなるのかもしれません。で、そこで「あーやっぱ本場で食べると違うわ」と咀嚼しながら心の中で笑いたい。世の中は上手く出来てるなぁと思います。
ともあれ、どれもほんとに美味しかった!
またやろうねー。
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「第一回・旅メシ会おしながき」
「ポートランド(アメリカ)のフォスターバーガー」(セキユリヲさん、清水徹さん)
「スリランカのダールカレー」(中川ちえさん)
「オークランド(アメリカ)のBAKESALE BETTY'S Chicken Sand 」(旅ベーグル)
「ミャンマーのジャガイモのやさしいスパイス煮」(宮下智吉さん)
「インドのサグパニールとスナック」(関めぐみさん)
「ボンゴレロッソをちょきちょき&フレッシュイチジクのバゲットのせ(イタリア)」(萬田康文さん)
「浅草(ジャパン)のコロッケ」(加藤孝司さん)
「オーストラリアのフライドトマト、ポテトチップス」(大沼ショージさん)
で、11月の終わりに、今回の「旅メシ会」を発展させた展示をギャラリー・カワウソ行う予定です。その頃にまたご報告しますので、ぜひ美味しい記憶を共有しにきてくださいね!
