hibi no awaI AM WILLING TO SHARE THESE KINDA BEAUTIFUL DAYS.

| VIEW | CALENDAR | ADMIN | TAGS | ARCHIVES |
きらくの秘密見つけた。 8 years ago
364065036950317621_9681033.jpg

今回の香川帰省でも丸亀の中華そば「きらく」へ行ってきた。
訪れるたびに寂しくなっていく商店街にこの店はある。お義母さんによると、かれこれ40年ほど前から商売をされているようだ。メニューはいたってシンプルで中華そば、とりめし、ぎょうざ、あとはビールとジュース。中華そばは2種類、「うまいぶん(350円)」と「ええぶん(450円)」があるのだけど違いはなんのことはなくて、「うまいぶん」にチャーシュウが入ったものが「ええぶん」となる。つまり「ええぶん」とは「上等」を意味する讃岐弁のことである。この中華そばのスープは非常にあっさりしていて毎日でも食べられるやさしいお味だから、うどんを食べ過ぎて若干食傷気味のストマックにも穏やかに収まる中華そば(それでも麺ものを食べるのかよ!というツッコミはナシね)は香川帰省の締めにはもってこいなのである。

さて今日、ここに来るお客さんの男性の多くが「うまいぶん(350円)」と「ぎょうざ(350円)」を注文していることに気がついた。しめて700円のセットである。そこになにか秘密があるのではないかと思い、僕はおもむろに斜め向かいのおじさんの食卓を覗くと、、、なんとおじさんはぎょうざを中華そばに浮かべて(というかスープにくぐらせて)食べているではないか!言い方を変えると、彼らはぎょうざを「テンポラリーな中華そばのトッピング」として捉えていたのである。

しかし、きらくのぎょうざを食べればこのことが理にかなっている行為だとすぐに気付く。きらくのぎょうざはその餡に含まれるひき肉の割合がかなり少なくて、野菜中心のこれまたやさしい味わいのぎょうざなのである。だからぎょうざを半分かじり、それを中華そばにくぐらせたとしても餡が含む油はほとんど沁み出さないからぎょうざがスープを汚すことはない。スープがやさしく餡の中にしみ込んでいくだけである。麺類に関しては「スープ清澄至上主義」を心の軸に置き(なのでつけ麺はだいたい苦手)、しかもせっかちで欲張りな僕にとってこんな素晴らしい夢の足し算はなかなかないのである。もっと言うと、「ええぶん(450円)」とぎょうざのセットでこういう食べ方をしていたら、それはちょっとだけtoo muchなのかもしれない。ぎょうざを中華そばのトッピングとして考えるならば、チャーシュウは蛇足なのかもしれないのである。僕なりの回答を見つけた今となっては、そんなふうにすら思えてしまうのである。

長く続くお店には、お客さんが長く通う理由があって、僕はその理由をやっとみつけたんだ。
、、、まぁ、こんな自己満足をも受け止めてくれるそんな優しくて温かいお店です。笑
うれしいから、また香川に帰ったら行きます。

みんなも丸亀に来たら「きらく」に是非。
そして「うまいぶん」と「ぎょうざ」のセットを注文の方向で。