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ぱっと見、年賀状らしくない年賀状が今年も何枚か届きました。
この絵はがきはオレゴン州のポートランドを海から見た構図なのでしょうか、都市部のすぐ先には深い緑、そして急に高度を上げたスカイラインは白い山へと続いています。きれいな風景ですね。絵はがきを裏返すと年始のごあいさつもそこそこに「アメリカに行くならオレゴンとニューメキシコは行ったほうがいい」と書いてありました。この、おみくじよりも的中率の高いと思われるお告げのせいで新春から僕の気はそぞろです。
春になったらベーグル業が忙しくなるから、もしもアメリカに行けるとしたら2月かな?
真冬だから少しキツいだろうけどレンタカーでサンフランシスコからポートランドまで町々に立ち寄り北上する旅なんてできたら素敵。そういえばゲーリー・スナイダーもブローティガンもシエラネバダを越えて旅をしている。(そもそもシエラネバダっていうのは「雪のかかった山脈」を意味するスペイン語らしい。じゃあ冬の州境越えなんて最高じゃないか?)冬に包まれた州境の暮らしはどんな風なのだろうか?州の境にはどんなサインがあって、食べ物もそれぞれどんな違いがあるのか?
2月の渡米はきっと妄想で終わるけれど、そんなことを考えながら、僕なりにもっと目的のある旅をしてみたい、次の旅は。
最近思うんです。僕は旅が好き。
でも思いつくままに転がるだけの旅は、それだけでは意外とつまらないもの。
