文集が読みたいだけ |
105 days ago |
まだ若い気分で、東京駅から夜行バスに飛び乗った。
朝5時に豊田市駅に到着。バスはまだない。
今年の田植えの進捗状況を確認しつつ、30分ほど霧雨中を歩いて実家に到着。
母が作った朝ごはんを父と食べる。
あまりしょっぱくなかったのは前回、指摘したからだろう。
生野菜に胡麻ドレッシングをかけるように、しつこく勧めてきた。
「いらないいらない」と拒むと「東京の人は・・・」と言い出したので、しょうがないからかけた。
朝7時、少し眠る。
朝8時、副社長にメールして、また眠る。
昼頃に起き出して、自分の部屋を片付ける。
この部屋はいずれ間もなく、兄夫婦のものになるからその前に。
最近時々、こうして片付けに帰っている。
この部屋には
たいしたものは、はたしてどこにもないです。
でも、「いやいや、それこそが死ぬ時に思い出すべき、たいせつなものだよ」
と自分に言い聞かせて、ここまでガラクタ部屋を保ってきた。
また今回の帰省でも片付ける振りして、昔の文集なんかを読み返していた。
死ぬ瞬間に。くだらない日々と、もう会わない友の名を思い出せるように。
僕には予習が必要なんだ。
それともこれは復習か?
よくわかんないが、とにかくこの部屋で、昔の文集を読むのが好きだ。
文集は何回読んでも、面白い。
文章も、文字も全然変わってないのには、笑える。
考え方と夢は、狭くなってきているのが分かる。
これではいかんなと、埃の積もった部屋で寝そべり、ここでは大人のふりなどしてみる。
文集を東京に連れて帰るのは、今回もやめた。
僕は確かに、ここにいた。
このリンク先は、アン・サリーのカヴァーだけど。
高校生の時には、この部屋で。
柄にもなくフェアグラをおかしくなるほど聴いていた記憶がある。

105 days ago




















