何かの雑誌だったのか誰かのHPだったか忘れてしまったのだけど、「シティライツ書店の2F、リーディングルームと呼ばれる部屋の小さな窓から望む風景が好き」と誰かが言っているのを覚えていて、僕もその景色を見に行ったことがある。
その日、リーディングルームの窓からは外格子に吊るされた洗濯物が旗めき、2羽の鳩、奥には金融街のビルが望めた。今、自分がいるリトルイタリーと中華街は本当に目と鼻の先なんだと体感し、そのちょっと先の地区ではホワイトカラーの人々が闊歩している姿が想像できた。ツインピークスから遠巻きに俯瞰して眺める霧のサンフランシスコも大好きだけど、こうやって市内の緊密した場所から、隣り合って続く地区それぞれをすごく具体的な距離で感じられるこの街が大好きだ。つまり僕はサンフランシスコが大好きだ。
最近知り合った杉江君というナイスな若者のご紹介で今度、大好きなサンフランシスコの、とあるギャラリーでTABI BOOKSのZineを展示していただきます。ギャラリーのある場所はテンダーロイン地区、一般的には「危ない地区」とされていますが本当のところはどうなんでしょうか?すぐ隣にはリルサイゴンがあって、優しいアジア系の人々が美味しいPHOを提供してくれる通りがあります。テンダーロイン地区のすぐ上は見晴らしのよい、ちょっとした高級住宅街です。
1ブロック先が突然、雰囲気の違う地区になるサンフランシスコ。でも反対に言えば、歩いていてちょっと怖いなーと感じたら1ブロック引き返せばもう安心です。どんな街でもそうですけど、要は歩き方が大切。隣り合う色んな地区を歩いてサンフランシスコの多様性を感じてみるのもこの街の楽しみ方のひとつだと心から思います。
・・・とステマ全開ですが、テンダーロインにある「book & job gallery」に是非、お立ち寄り下さいませ。そして僕らと杉江君のzineを手にとっていただけたら幸いです。ベイエリアにお知り合いの方がいましたら、ぜひ、このイベントのことをお伝えください!
TABI BOOKS ARE WILLING TO SEE YOU THERE!!
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" ZINE & ARTBOOK WEEKEND " @ BOOK & JOB GALLERY
とき:3月29日→31日(29日は19時からオープニングパーティ)
ところ: 838 Geary Street, San Francisco, CA
でんわ:(415) 857-4330