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丹下建築の傑作として有名な香川県庁東館(旧本館)、それに一階の壁を覆ういのくまさんの彫刻作品を鑑賞したら、そのまま直進して奥にある新館へ向かい、21階の展望室に上ります。
21階は超高層の展望でした。ここからは三方を穏やかな角度でせり上がる山々に囲まれ、そして讃岐平野から瀬戸内海までがフラットに広がる高松の町並みがよく観察できます。この高さで瀬戸内海の島々までが見渡せ、しかも眼下には道路を歩く人々の様子やテニスコートでのボールの動きも簡単に俯瞰できます。東京では考えられないコンパクトな大パノラマ。不思議な気分だった。高層の感覚って町並みに相対しますね。
瀬戸内海側を眺める老夫婦がいました。島の名前ひとつひとつをお互いに確認しながら「あそこはいついつ行ったのぉ」とひとつひとつ思い出し、話していました。2人はまるでフェリーの最前席にいるようでした。ここは豊かな町ですね。
高松にいらっしゃったら是非、香川県庁へ。
サンポート高松というビルも港の方にありますが、こっちが断然好きな展望と雰囲気。

