今月号の "ELLE à table"に載ってた、iriya plus cafeまでパンケーキを食べに。
この本との始まりは、「こういうの立ち読みして、レシピとかなにげにチエックしてる(しかもたまに遠くを見て、まるで暗記してる風の)俺ってさ、女子の視線的には相当シャレオツだよね?」という妄想動機で、これみよがしにマルゼンでパラパラしてみたのが始まり。
すると実際、大変面白くて、立ち読みでは我慢できなくて(そして、レシピも僕が暗記できるレベルではないです)たまに買うようにしています。
今月号の「パンケーキを食べに行かなくちゃ」という特集で取り上げられていた、近所のiriya plus cafe。行ったことなかったので、青空も高いパンケーキ日和の今日、出かけることにしました。
我が家の前の善光寺坂を上りきって、上野桜木も越えて。
そのまま鶯谷へ急降下して、言問通りをちょろっと行けば目的地の下谷・入谷。
谷中からは近いんだけど、あのアップダウンが意外ときついのです。
なので、こんな炎天下の日は都バスでさくさくと向かいましたよ。
ところで地下鉄でもそうだけど、メトロ系(旧営団系)に比べて都営系の空調温度は高め設定(夏)になっている気がする。それは都営系の利用者の平均年齢が、メトロ系に比べて若干高めだからでないかと勝手に推測している。とりわけ、都バス(もちろんこれは都営系ね)の利用者はその傾向が高いみたいで、空調は結構なエコ設定。いわゆるシニアモード。
だから、おじいさまおばあさま達の熟達した、でもたわいもない、たまにミニマルしちゃってる会話を最後部座席から盗み聞きしながら、ちょっと老体が入ってる僕にとっても快適な、体に優しい空調内で過ごせます。
だから、都バスは好きです。
それから、全然話は違うのですが、僕の田舎では地方らしくバスの走行距離に応じて運賃が変わるシステムでした。というか、日本のほとんどの町ではそうじゃないかな?
なので、都バスの「どこまで行っても200円」という大都会の懐の深さ的仕組みには上京当時、大変感激したものです。
どこまで行っても同じ料金だから、やっぱりどこまでも行きたくて。
用事もないのに晴海ふ頭とか、用賀とか行ってました。それでも、200円ですから。
おかげで、全然興味のなかった町を無駄に歩くことができました。
この歳になってそれが意外と自慢話だということに気付き、お酒の席で幸せな気分でいます。
さて、肝心のiriya plus cafeは素敵なお店でした。
パンケーキも懐かしい味でした。
また、都バスに乗って伺いたいものです。
ちなみに停留所は上26系統「入谷鬼子母神(入谷駅前)」が大変便利です。
8月は夏という意味です
だらだらと姿勢をくづしつつ
路地にぽんと
ほら
沸き立つはずの
陽炎
シードルなどを飲みながら
僕は待っていました
ただ待つということが
夏にすることかもしれませんね
台東区下谷2丁目9の10