彼女はJ-WAVER |
8 years ago |
たまにお酒をご一緒していただいている七條さんの工房兼ショップ「
sette」にようやく、ようやく伺うことができましたよ。
場所は根津2丁目、観音通り。
界隈では「コンラン卿も一目おいている」と噂の、デイリーユース・セレクトショップ「あんぱちや」近く。
根津駅から言いますと、しのばづ通りを千駄木駅方面に向かい、文京区ふれあい館の角を右に入ってまっすぐ。緑のテント(これ、あんぱちや)を越えて、すみれ(カレーライスで高名な居酒屋)のちょっと手前の右側です。
お店が開いている時間が短いので、行く前に
HPで確認してみてください。
程よく力が抜けた、素敵な空間でした。
商品も手にとって、あたたかいものばかり。
カメラケースや、suicaケースは「そのままポケットにしまいたい!」衝動にかられました。
お金を持って、ちゃんと買いに行きますね。
なんだか可愛らしく手を組んでみせる、かわいい七條さんとお店
お互いにシラフの状態でちゃんと話をするのは、久しぶりなので緊張しましたが、BGMがシャレオツな音楽じゃなくて、81.3FMでおなじみの「J-WAVE」でしたので、何だか安心して。いつもの軽すぎトークを満喫できました。大騒ぎしてすいませんでした。
七條さんは相当コアなj-waverらしく、大好きすぎて、navigator・秀島史香を見にスタジオまで足を運ぶこともあるみたい。お店で会話に困ったら、「あのあたし・・・j-wa・・・」と呟いてみましょう。二人の距離はぐっと縮まると思います。
話はちょっと違いますが。
昔々、事情がありましてサンフランシスコのヘアサロン(っぽい床屋?)で髪を切った時のこと。その店内はボサノヴァ的なシャレオツ音楽ではなく、ローコーなベイエリアFMにチューニングされており、その時間は運悪く(良く?)「中年メリケンハードロック」がエンドレスで流れていました。
BGMの通り、僕の髪はあまりにもハードロックな仕事を受け、無条件で「GIジョー」にしていただいた記憶があります。
とにかく自信に溢れた職人のハサミ捌き(いやあれは、ほぼバリカン)のため、また僕のコミュニケーション能力不足のため、一言も注文をつけられずに、はいおしまい。
「テンキュ。」と力なくお金を払い、上を向いて、ダウンタウンへ飛び出しました。
けれども・・・
ここまで潔くされるとだんだん愉快になってくるものです。ユニオンスクエアに着く頃には、ちょっとした「自慢の髪型」と思えるまでになっていました。
「これこれ、ビバリーヒルズ青春白書のデビッドの髪型よりやばいでしょ?」と。
周りの視線は冷たかったですが、職人と対峙して、退治された感が、すかーんとすがすがしくもありました。
「アルチザンはFMを聴いて仕事する」というのは迷信である、と僕は言い切れません。
※そういえばサンフランシスコの職人、ビアンキ氏の音楽もベイエリアFMではよく聴けました。
her space holiday - my girlfriend's boyfriend